ジャニーズWESTの沼と2年間の攻防
2019年、突然の事だった。
サッカーを始めとするスポーツ観戦が趣味の中の人ですが或る意味運命的な出会いを果たした。
さぁ〜今年も応援するぞ〜\( ˙▿˙ )/
こんなテンションでバレーボールのW杯を観戦しようとテレビをつけた。そして突然流れてきた。
ジャニーズWESTの Big Shot!! が。
……ん?
………んんんんん???
はちゃめちゃにかっこいい曲が流れてきたぞ………???
「誰…?今の曲……???」
思わず弟と顔を見合わせる。CMに入る度に流れるこの曲に私より先に弟が夢中になっていた。
おー、今大会はジャニーズWESTなのか…ってんえええ!?!?(無頓着の極みである)
当時ジャニーズWESTといえば ええじゃないかとズンドコパラダイスで止まっていた私にとってはそれはそれは驚き。
これは…沼ったらアカンやつ……
謎の直感が働き、これが約2年にも及ぶ勝手な攻防の始まりであった。(2年かけて何をしていたのか、今では全く理解できていない)
Big Shot!!が音楽番組で披露される度にスタジアムで味わう高揚感に近いテンションとなり、育三郎さん目当てで見ていたある音楽番組でのコラボで、髪が長めの綺麗な人に落ちそうになった。
尚それから約1週間後に、大好きなサッカー選手のビッグクラブへの移籍が決まりそっちでお祭り状態になったけど。(だってあのリヴァプールだぞ!?)
時は過ぎ(過ぎるな)2020年、夏。コロナ禍の高校3年生。
オンライン授業に追われ、新制度になる受験に不安しか抱えていなかった。
昼休み中にテレビを見ていたら流れてきたCM。
証拠
泣かない方が無理だった。あのCM尺だけで泣いた。アカン、沼落ちしてまう。ところで髪長いイケメンは誰だ( 'ω')?(後に音楽番組で綺麗な人〜って思っていた人と一致して驚いたけど)
その年のグループの代表曲となった証拠は、年末の特番でも披露されていた。(中の人は早々に受験を終わらせていた)
いい曲だ〜( ˊᵕˋ )
CMで大号泣してから受験が終わるまで、塾や試験準備に追われて音楽番組どころでは無かった私にとっては、実質初視聴であった。
駄目でした泣きました。
…そして歌上手いよね
その放送後、私は某Jr担の友達にWESTについて聞いてみた。
「もしかしてジャニーズWESTって歌うま?」
「そうだよ〜!トンチキな曲多めだけど、コラボしたり応援歌になると歌うまがめちゃめちゃ出てるよね」
……なるほど
そこからポチポチとジャニーズWESTについて調べていった。あれ、有名作品に出てるじゃん…?((ストーカー役のお兄さんっっっ(>_<)))
メンバーについても深く知る度に沼落ちしそうになり、ギリギリこらえるを繰り返した(何でやねん)
この頃、Jリーグの2021年シーズンも開幕し過密日程を戦うチームの応援で手一杯だったのもあった。これ以上趣味が増えたら追いつけなくなる…!
しばらくはJリーグと五輪ととにかくサッカーと新生活でてんやわんやな生活だった。
9月、フロンターレがACLを敗退した。悔しさを抱えた中バイトに行こうとしたある日
何でBig Shot!!流れてんの?
リビングで弟がYouTubeでBig Shot!!を突然流したのだ。理由は無いらしい。無いんかい。
ん?Big Shot!!って公式無かったよね?
そう思った私は違法音源はダメだろ、という思いだけでシングルを注文した。(今更)
Big Shot!!が手元に届き改めて聞いてから数日。
あれよあれよとFCに入っていた。沼の淵で謎の我慢をしていたが、とうとう落ちた。
最推しは何かと綺麗〜イケメン〜と思っていた藤井流星さん。ライブの演出もしているというハイスペック…かと思いきやめっちゃ天然。天然なハイスペ、好きですね(知らんがな)。
他のメンバーも調べる度に尊い……となり見事な箱推し状態に。
……そしてシングルも全形態予約
沼の底ってどこですか。
Big Shot!!に始まった約2年にも及ぶ攻防は、Big Shot!!によりトドメを刺された形になった。
…てか全人類Big Shot!!を聴こうか?
いつかライブに行けて、Big Shot!!で泣いてるのがいたらそれは私です。どの曲も好きだけど、何だかんだきっかけとなったこの曲は思い入れが大きいかな。
ありがとうバレーボール。楽しみが、趣味が増えました。
……以上ちょっとした殴り書きみたいなものでした(*^^*)
天皇杯アンセムと大好きな14番
このアンセムを初めて聞いた時、作った人はガチの天才なのでは無いかと思った。
私は日本サッカーに関わるアンセムが大好きだ。Jリーグアンセムの夜明けを感じさせるのも、TUBEの春畑さんが手掛けられたJ’S THEMEの「おらが街のチーム」を感じさせる身近さも(これは中の人の主観でもあるので気になった方はYouTubeで聞いてね)
中でも天皇杯の、その名の通り高貴さと日本のプロ、アマ問わず全ての頂点を感じさせるアンセムが大好きだ。
同時に私は、このアンセムがトラウマであった。
ここまで来て突然ですが、私は川崎フロンターレが大好きだ。
川崎で生まれ、川崎で育った私だがその川崎は世間的にウケが良くない。
治安が悪いだの公害だの。
外部からそんな事ばかり言われ、地元が大嫌いになりそうな時にフロンターレが好きになった。
悪評ばかりの地元をフロンターレのイベントなどを通じて、好きになった。
さて、少し脱線しましたが。
遡ること4年前の1月1日。私は自宅で鹿島アントラーズと戦うチームを見守っていた。
結果は延長の末、2-1の敗戦。泣きじゃくる私にアントラーズの表彰が始まり、流れてくる天皇杯アンセムが聞こえてきた。
何で、勝てないんだろう。
何で、優勝出来ないんだろう。
そんな事を思いながら聞こえてくるアンセムはとても残酷で、私はしばらくアンセムを聞くだけで泣きそうになっていた。
さぁ!!トラウマ払拭の時が来たぞー!
2021年1月1日。
その間に、リーグ、ルヴァンとタイトルを毎年取ってきたフロンターレだが、今年の天皇杯決勝は絶対に勝たなければならなかった。
2020年11月1日。
丁度その日に大学に合格した私は、浮かれポンチでフロンターレが突然始めたライブ配信を見ていた。
だけど突然、突き落とされた。
まだやれるのに。
まだいてくれると思っていたのに。
そんな事を思いながら、月日は残酷に過ぎていった。
等々力で優勝を決めた時も、等々力ラストマッチを迎えた時も、引退セレモニーを見ても、終わるなんて信じられなかった。
年明けを迎えても今日がラスト、なんて思っても思っても信じられなかった。
…いや私の現実を受け入れる能力が低いだけかもしれないな。
迎えたキックオフ。
憲剛さん、いつ入るかな。
憲剛さん、いつ入るかな。
最後に勇姿を目に焼き付けたかったけど、ピッチに立つことは無かった。
同時に私はようやく現実を受け入れられたかもしれない。
今までリーグ、ルヴァンと優勝した時にピッチに必ず居た。
今回はいなかった。
川崎フロンターレが新しい世界へ一歩踏み出したかのように見えた。
憲剛さんがいないピッチで優勝。これはこのチームの転換点なのかもしれない、なんて。
…ごめんなさい、実は早くあと3点取れよと思ってました。(小声)(だってめちゃくちゃ攻撃してた…)(東口さん本当にいいキーパーですね)
迎えた表彰式は、トラウマを払拭してくれる景色だった。
だけど同時にこのトラウマを忘れてはいけない。
悔しさを忘れたらその途端に足元をすくわれる気がしてならない。
…それはさておき(は?)
2021年1月1日に14番と、国内の全ての大会で頂点に立てた。
本当に、本当にお疲れ様でした。
そしてありがとうございました。
さてとここまで読んでくださった方ありがとうございました。
またふらっと書きに来ますまたね〜( ´ω` )/(え?)