天皇杯アンセムと大好きな14番
このアンセムを初めて聞いた時、作った人はガチの天才なのでは無いかと思った。
私は日本サッカーに関わるアンセムが大好きだ。Jリーグアンセムの夜明けを感じさせるのも、TUBEの春畑さんが手掛けられたJ’S THEMEの「おらが街のチーム」を感じさせる身近さも(これは中の人の主観でもあるので気になった方はYouTubeで聞いてね)
中でも天皇杯の、その名の通り高貴さと日本のプロ、アマ問わず全ての頂点を感じさせるアンセムが大好きだ。
同時に私は、このアンセムがトラウマであった。
ここまで来て突然ですが、私は川崎フロンターレが大好きだ。
川崎で生まれ、川崎で育った私だがその川崎は世間的にウケが良くない。
治安が悪いだの公害だの。
外部からそんな事ばかり言われ、地元が大嫌いになりそうな時にフロンターレが好きになった。
悪評ばかりの地元をフロンターレのイベントなどを通じて、好きになった。
さて、少し脱線しましたが。
遡ること4年前の1月1日。私は自宅で鹿島アントラーズと戦うチームを見守っていた。
結果は延長の末、2-1の敗戦。泣きじゃくる私にアントラーズの表彰が始まり、流れてくる天皇杯アンセムが聞こえてきた。
何で、勝てないんだろう。
何で、優勝出来ないんだろう。
そんな事を思いながら聞こえてくるアンセムはとても残酷で、私はしばらくアンセムを聞くだけで泣きそうになっていた。
さぁ!!トラウマ払拭の時が来たぞー!
2021年1月1日。
その間に、リーグ、ルヴァンとタイトルを毎年取ってきたフロンターレだが、今年の天皇杯決勝は絶対に勝たなければならなかった。
2020年11月1日。
丁度その日に大学に合格した私は、浮かれポンチでフロンターレが突然始めたライブ配信を見ていた。
だけど突然、突き落とされた。
まだやれるのに。
まだいてくれると思っていたのに。
そんな事を思いながら、月日は残酷に過ぎていった。
等々力で優勝を決めた時も、等々力ラストマッチを迎えた時も、引退セレモニーを見ても、終わるなんて信じられなかった。
年明けを迎えても今日がラスト、なんて思っても思っても信じられなかった。
…いや私の現実を受け入れる能力が低いだけかもしれないな。
迎えたキックオフ。
憲剛さん、いつ入るかな。
憲剛さん、いつ入るかな。
最後に勇姿を目に焼き付けたかったけど、ピッチに立つことは無かった。
同時に私はようやく現実を受け入れられたかもしれない。
今までリーグ、ルヴァンと優勝した時にピッチに必ず居た。
今回はいなかった。
川崎フロンターレが新しい世界へ一歩踏み出したかのように見えた。
憲剛さんがいないピッチで優勝。これはこのチームの転換点なのかもしれない、なんて。
…ごめんなさい、実は早くあと3点取れよと思ってました。(小声)(だってめちゃくちゃ攻撃してた…)(東口さん本当にいいキーパーですね)
迎えた表彰式は、トラウマを払拭してくれる景色だった。
だけど同時にこのトラウマを忘れてはいけない。
悔しさを忘れたらその途端に足元をすくわれる気がしてならない。
…それはさておき(は?)
2021年1月1日に14番と、国内の全ての大会で頂点に立てた。
本当に、本当にお疲れ様でした。
そしてありがとうございました。
さてとここまで読んでくださった方ありがとうございました。
またふらっと書きに来ますまたね〜( ´ω` )/(え?)